[甲陽学院(甲陽)中学の攻略]中1の定期試験対策と勉強法

◆中1生のための甲陽学院中学の英語◆
2学期期末試験の分析


2学期期末考査 | コラボ在籍甲陽生平均 | 学校平均 |
英語N | 85.5 | 72 |
※最高得点は99点(1名)
出題範囲は以下です。
① Progress in English book1 Lesson14~17 本文・Look英作文 ② Blue Sky Premium1(there構文)+Blue Sky Premium2(助動詞) ③ ATR CALL5000 1001-1100英単語 ④ 基礎英語10月号、11月号 ⑤ 冠詞100本ノック(冠詞のトリセツ) ⑥ その他西村先生配布プリント ⑦ マイケルジャクソン「Billy Jean」の歌詞英作・和訳 ⑧ 月・曜日・序数詞 |
事前に予告されていた通りのテストでした。単語の数が多く苦労した生徒も多い事かと思います。定期テストの点数を上げるためには試験範囲の網羅と徹底反復が必要です。甲陽準拠クラスでは4月より中間/期末テストで高得点を取る為に「単語を書く練習」と「文章を書く練習」を徹底してきました。昨今は書かない生徒も多くその経験値が高平均を支える材料になったと考えています。
2学期期末~学年末試験の対策
学年末に向けては単語も夏期講習以降全テストそうであるように300個の単語追加が見込まれます。教科書範囲はbook2に突入し、複雑な文法が入り乱れることが予想されます。2学期期末の進度が予想よりもゆったりとしたものだったので、学年末は一気にやってきそうです。平均点も60点台に入ってくるのではないでしょうか。予想単元は「接続詞」「文型」「不定詞」「動名詞」などが範囲になりそうです。もちろん、定期テストなので暗記していると大変有利ではありますが、変化し続ける後の受験対策を考えて、英語学習において最重要なのは暗記ではありません。暗記は「前提」であり、点数を支える土台のようなものです。それがあるのは当然で、生徒達はその上を目指して走っています。学校テストで上位に位置するのは当たり前で、子供たちはさらなる高みを目指し演習をつんでいます。
生徒達は本気の教材だと反応が違います。宿題や小テストの勉強をおろそかにする機会もぐっと減ります。その教材を使い子供たちに常に頭を使わせる授業を行います。授業中に生徒を当て、答えを言わせますので緊張感も段違いです。映像やオンラインの授業と異なるのはここです。生徒が前向きな緊張感の中で頭を使うこと、これが最も肝要です。 「今週はここまでを終わらせよう」「この英作文はこの週に行うからね」「文法の対策はこのプリントを使って今週の土曜日に提出ね」生徒たちにとって必要なのは「上手な解説の先生」でもあり、「次に何をしたらいいか教えてくれるペースメーカー」でもあります。スタディ・コラボの準拠クラスは子供たちが「勉強の仕方」を学び自立できるお手伝いをしています。毎回「今回は何をしようか」などと生徒と相談する授業ではありません。もちろん学校進度のヒアリングは行いますが、カリキュラムや教材がきちんとあって宿題もマメな小テストもあります。生徒達が今週何をすればいいのか迷う事はありません。思えば小学生の塾はそうでした。積まれたプリントの山を一生懸命こなしたことを思い出します。勉強の仕方を伝えるべく正しい試験対策のアプローチをお届けしています。
コラボでの指導法
スタディ・コラボの甲陽準拠クラスは「学校の平均点に到達したい」という生徒が在籍するクラスなので英検や共通テスト対策などは定期テストが終わった回に少し実施しますが、普段はほぼすべて定期テスト対策に注力しています。60点台だった生徒が70点台後半を取れるようになるイメージを抱いてもらうとわかりやすいかと思います。平均プラス5~10点を取れるようになったら大学受験を目指す総合クラスへの編入を促していくクラスです。範囲がなかなか多いので直前期にはヤマを張る生徒も多いですが、それは本来のまっとうな学習とは呼べません。準拠授業中に教科書英作文に注力し、試験前の対策では問題集から出そうな問題をピックアップして重点的に解説しています。
◆中1生のための甲陽学院中学の数学◆
2学期期末試験の分析
数学U
数学Uの試験範囲は平方根・整数の性質・2次方程式・2次関数(基礎内容のみ)でした。昨年度は2次方程式の基礎までが試験範囲でしたので、少し早いペースで授業が進行しています。内容は大問8題構成で、内訳は以下の通りです。
第1~3問:単純な計算問題 (平方根・2次方程式) 【58点】 第4問 :2次方程式の動点問題 【8点】 第5問 :2次方程式の解の理解を問う標準レベルの問題 【14点】 第6~7問:2次関数の変化の割合・変域に関する基本問題 【14点】 第8問 :整数の性質に関する基礎的な証明 【6点】 |
試験範囲が広く、問いの内容が多岐に渡っている分、問題の1つ1つは比較的軽いものが多く、全体的には解きやすい試験だったかと思います。配点も前半の計算問題だけで6割近くを占めているので差がつきにくく、高得点がとりやすい内容だったといえるでしょう。実際、学校平均点は85点でした。
基礎的な内容ではありますが、第2問・第5問の小問の中には、今後学習する高校数学で多用することになるテクニックや考え方を活用する問題が織り交ぜられています。完答できなかった方は復習が必要です。
数学K
数学Kの試験範囲は、円(後半内容)、作図・空間図形、三平方の定理でした。中学数学で扱う幾何内容が今回で終了したことになります。大問11題(+おまけ問題1題)構成で、内訳は以下のようになっておりました。
第0問 :数学史の知識を問う問題【2点】 第1問 :平面図形・空間図形の単問単答問題【20点】 第2問 :線分の長さを求める求値問題【9点】 第3~7問:空間図形に関する標準~発展レベルの問題【42点】 第8問 :円の性質・三平方・相似を用いて辺の長さを求める問題【9点】 第9問 :作図問題(基礎レベル)【9点】 第10問 :等積変形を用いた三平方の定理の証明(穴埋め)および正多面体の定義を問う問題【9点】 おまけ問題:面積を用いて円周率πを評価する問題 (3<π<3.48) |
学校平均点は70点です。第0問・第10問・おまけ問題は担当のK先生独特の出題内容となっていますが、全体的には基礎的な問題から甲陽の試験らしい発展的な問題までバランスよく出題されており、妥当な平均点かと思います。
ただし、毎回のことながら分量が多めなので、解ける問題を正確に見極めて優先順位をつけながら解き進めていくことが必要になります。第3~8問の51点分の中で、どこまで点数を伸ばせたかが出来の分かれ目になったと考えられます。
学年末試験に向けた対策
3学期の学習内容は、数学U:2次関数の利用・数と式(高校数学Ⅰ)、数学K:場合の数・確率(高校数学A)が中心になると考えられます。数学Uの2次関数については、1次関数の利用で類似した問題を解いた経験があるため、授業ペースは速くなり、そのまま早い時期に高校数学に突入すると予想しています。学校での学習に余裕をもたせるため、準拠クラスでは冬期講習から高校数学の内容に入っています。数学Kに関しては、年明けから高校数学(数学A)の内容に入っていくものと考えています。学年末考査の予想範囲、学習のポイントは以下の通りです。
代数(数学U) | 幾何(数学K) | |
予想範囲 | ・2次関数の利用 ・数と式(高校内容) ・集合と命題(高校内容) | ・場合の数・確率 |
学習の ポイント | ・2次関数のグラフの性質を理解し、直線との交点や動きを捉えられるようになること ・高校レベルの展開・因数分解テクニック | ・問題の内容に応じて順列や組合せを使いこなす力 ・条件をみたすパターンを重複や漏れなく適切に数えあげ、正しく確率を求める技術 |
コラボでの指導法
甲陽準拠クラスでは、学校の授業進度に合わせて同レベル~やや上級レベルの問題を厳選し、解説→演習→小テストのサイクルを回すことによって、学習内容の定着を図っています。甲陽中は中1の間に中学校課程の数学を全て終わらせてしまうほど速いペースで授業が進みます。生徒さまの学習状況を学校の配布プリント・小テスト等で確認しながら、ミスの多い問題や次回の試験に向けて差が出ると予想される内容を重点的に取り扱っています。定期試験前には予想問題を用いた演習も行っています。
以下は、1学期中間・期末考査前に配布した予想問題と、実際の考査で出題された問題との比較です。学校独自の傾向を掴み、教材や課題の内容をチェックした上で予想問題を作成するため、本番の試験に近い問題で演習していただくことが可能です。特に代数(数学U)では授業中に配布される補足プリントや小テストの問題に似た内容が出題されることが多いため、プリントの収集を徹底して行い、分析しています。

数学Uの1学期中間考査は、学校平均点が91点と高い数値になる中、コラボ生平均点は93.5点(+2.5点)と上回っており、塾生の78%が平均点越えの点数をマークしました。満点の生徒も2名(99点も2名)出ました!!(満点は学校全体で18名) 応援イベントによる成果がよく現れています。 1学期期末試験においても、代数・幾何ともに塾生平均が学校平均を上回り、好調な結果を維持しています。塾生最高点は代数100点・幾何98点でした。

