[六甲学院中学の攻略]中2の定期試験対策と勉強法

◆中2生のための六甲学院中学の英語◆
学年末試験の分析
学校平均 | 英語1(57点) | 英語2(57点) |
総合クラス在籍者(最高得点) | 86点(+29) | 95点(+38) |
六甲クラス在籍者(最高得点) | 78点(+18) | 78点(+21) |
総合クラスの受講生は現在、中学3年生レベルの英文法(準動詞まではすでに学習済み)の学習に取り組んでいます(使用教材:Jack3)ので今回のコラボ内における中1六甲生の中で上記の通り学校平均+30~40点前後得点してくれ、大いに健闘してくれました。
また、学校別クラス(六甲英語)に在籍する受講生は今回の学年末末考査に関しては当初2学期期末考査の範囲に含まれるとされていました「比較」の学習を一通り終えていました(使用教材:実力練成テキスト2)ので、余裕を持って学年末に臨めたと思います。
英語Ⅰについて
この3学期では、生徒たちは英語のクラスがそれぞれadvancedとstandardの二つに区分されました。
テストの構成はほどんどが共通問題で占められていましたが、advanced専用の問題が大問2つ、対してstandard専用の問題は大問1つしか出題されていませんでした。以下、概観すると英語Ⅰの大問1~3にてリスニング問題が出題されましたが試験時間のわずか10分のみが充てられただけであり、リスニングの配点は合計20点分しかありませんでした。各大問に対する配点はほとんどが10点満点の構成であり、今回は選択問題がその多くを占めていました。
これまで気をつけなければならなかった英語Ⅰではすでに生徒たちの間でも周知のとおり、実力問題と称してZ会の模試から出題されており実際に2学期期末考査では大問7,8,そして9が読解問題で占められていたのですが学年末では長文問題は完全に姿を消しました。
大半が前置詞や名詞・形容詞などの語句選択がこれに取って代わり、最後の大問に関しては英語Ⅱを思わせるかのような純粋英作文が出題され、担当のI先生にしては珍しく語数まで記載されており、配点は20点とされていました。
なお、I先生はこの学年末をもって定年退職となり、英語Ⅰの担当は新たな先生に引き継がれることとなります。
英語Ⅱについて
大問はA~Hまでであり、最後のHで読解問題が出題されました。
コラボの授業では文法の学習の重きを置いており、それに加えて今回の六甲クラスの授業では毎回の授業で読解演習を行なっていましたのでそれほど苦労することなく取り組めた印象があります。
文法単元も「比較」や「助動詞」が出題されており、英語Ⅰとは異なりadvancedやstandardの区分は設けられていませんでした。例え共通テストの英語リーディングに発音・アクセント問題が出題されないからといって全く無対策にこの英語Ⅱを乗り越えることはできません。
大問2つ分がこの発アクに充てられており、問題数に対する割合は英語Ⅰよりも多いこと、さらに誤文訂正問題をはじめ、空所補充、条件書換、和文英訳などスタンダードにこれまでの出題方針を担当のI先生は貫かれています。
Key Pointの勉強を普段からきちんとしていた生徒たちは平均+10点は取得できていたのが今回のテストだったと言えます。
中2にむけて
「1学期中間試験に向けた対策」
春期講習会では新中2六甲クラスでは、New Treasure2の文法単元の先取りとして「接続詞」「文型」「不定詞」「動名詞」を学習しました。
- 特に接続詞における「時や条件を表す副詞節」の問題に関しては完全文や不完全文の識別、中でも自動詞や他動詞などに注意することで時制の一致に従うか否か、分析することを授業で扱いました。
- 文型では語順の大切さ、中でも各文型によって動詞の意味や扱われ方の違いを実感してもらいました。
- 不定詞や動名詞では従来丸暗記に走ってしまう目的語に不定詞・動名詞を取る動詞のこれまでの定番フレーズであった、「メガフェップス」という言葉を一切使用することなく正確に識別できるように練習しました。この練習が素直に1学期中間に直結するようにさらに前期でも研ぎ澄ませていただきたいと思います。
六甲生は部活動でも一生懸命に取り組んでいますが、その延長線上で身に付けた語学力をインプットだけで終わらせるのではなく、積極的にアウトプットしていきましょう。
特に英語Ⅰではリスニングの配点の高さも目立ちますので、毎日の基礎英語の学習の中、ただ無言で聞くだけではなくレッスンの時間を喉が渇ききるまで声に出して発音やリスニングを身に付けていきましょう。
書くことのみに注力している受講生が目立ちますが、今回の学年末考査においてリスニングの大問で大きく失点した方は次回の期末考査の勉強ではちょうど50:50で音読にも時間を割くようにしてみましょう。
コラボでの指導法
授業時間は80分です。使用テキストは主に実力練成テキストを用いて文法単元の先取りを学習していきます。
もちろん少人数制ですので積極的に問題をあてて解答してもらいます。
その後は実際に基本問題で身に付けた知識が定着しているか、スペルミスや抜けがないかどうか添削指導を授業の最後に時間を設けています。
New Treasure2以外の読解問題にも着手しなければなりません。そこで新中学問題集に収録されている、文法単元別の読解問題を毎回配布することでこの1-3月期より教科書以外の問題に本格的に取り組んでもらっていますので前期からも引き続き行います。
定期考査直前は予想問題を数回演習することで本番の試験内容に即した問題演習を通して知識の定着をはかります。分からない問題は講師に積極的に聞いて下さい。





◆中2生のための六甲学院中学の数学◆
学年末試験に向けた対策
・数学1
試験範囲は「展開・因数分解」でした。
対称式に関する問など、いつも通り高校範囲を意識して問題を作成されていることがうかがえます。展開因数分解に関しては問題を見たと瞬間に解法が思い浮かぶところまで仕上げましょう。
試験問題を振り返って、できない問題はなくすように復習してください。 1学期中間試験の試験範囲となる平方根にもつながります。
・数学2
試験範囲は「三角形と四角形」でした。
大問1 小問集合
大問2 説明問題
大問3,4,5 証明問題
いずれの問題も定期試験ではよく見かける問題です。
これまでは証明問題は2題出題されていましたが、 説明・証明問題が多めに出題されているため、平均点は前回よりも10点ほど下がっています。
レベルに関しては、体系問題集レベルBまでができていれば8割は取れたかと思います。難しい問題は特に見受けられないので、証明問題を如何に取り組んだかで差が出る構成となっています。
1学期中間試験に向けた対策
1学期中間試験の予想範囲は以下となります。
数学1「平方根」、数学2「相似」
数学1では平方根に入ります。
2次方程式、2次関数につながる計算となりますので、計算だからと侮らないでください。しっかりとパターンを抑え、問題を見た瞬間に解法を引き出せるよう練習しましょう。
定期試験では先述した通り、レベルBはもちろんレベルC、総合問題レベルまで出題されるので学校の宿題を抜かりなく取り組むようにしましょう。
数学2では証明問題がメインとなるでしょう。
学年末試験同様、証明には大きく分けて2つ「記述」、「ゴールから逆算」する力が求められます。
基本的な記述の流れに慣れるよう、解説を読んで終わってしまうのではなく、自ら書く努力をしましょう。採点基準的にも細かいところでの減点は見られないので、問題のポイントがなにかを意識して取り組むことができれば高得点も狙えるでしょう。また、「ゴールから逆算」に関しては、難しい問題を解くうえで必要になります。答えに近づけるはどうすればいいのかという思考を鍛える必要性があります。
上記内容をこなすためにも、まずは問題集レベルAで基本をしっかりおさえ、次にレベルBと順を追って演習しましょう。
また、基本的な学習法として、わからない問題があった場合に時間を使いすぎないことは大切です。そのためにも以下のことをルーティン化しましょう。
3分考えてわからない
⇒参考書の該当箇所で調べる(※ネット検索はNG)
⇒それでもわからなければ解説で躓いたところを確認
⇒時間を置いてから本当に解けるかもう一度トライ
コラボでの指導法
授業の流れは、前回授業内容の小テストを実施後、新しい単元の解説、演習をメインに行っています。また、授業内でインプット⇒アウトプットを繰り返すことで知識の定着を行っています。
使用教材は、学校が体系問題集【発展編】を使用しているので、その類題や定期試験の題材となりやすいチャート式の問題を扱っています。 難しい問題も収録されているので、考え方を学んでもらえるよう多様な問題にチャレンジしてもらっています。
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