1学期中間試験対策講習受付中!

[神戸女学院新中1(現小6)]合格発表後、入学に向けて準備しておくこととは?

  • 2022年入学前準備講座・無料学校別保護者説明会を開催中!!

神戸女学院中学合格発表後、受験の解放感から一気に勉強しなくなる生徒がいます。最善のスタートを切るためにも、入学前の情報収集は必ず行っておきたいところ。本記事では、新中学1年生向けの学校・定期試験情報を発信しています。神戸女学院を指導して約20年の実績と経験から、中学生活を送るうえで気を付けるべき英語・数学の学習のコツをお伝えします。

◆新中1生のための神戸女学院中学の英語◆

【1】使用教材と授業スタイルについて

 神戸女学院中の英語の授業は、他校と比べて異彩を放っています。女学院中では「英語を英語で学ぶ」ことが徹底されており、教材はほぼ全て英語で書かれたオリジナルプリント、授業の進行・生徒に与えられる指示も原則として英語です。また「英語を実用に即して学ぶ」ことにも主眼が置かれています。最初は学習した文法事項をドリルで演習しますが、すぐに「絵を見て状況を描写しなさい」「以下の構文を用いて質問に対する答えを書きなさい」など、会話・英作文を中心にした活動が主になります。

とはいえ、最初の進度はそれほど速くありません。1年生の1学期のうちは、正しいつづり方・発音を身に付けることに主眼が置かれており、発音記号と正しい発音、単語のスペルを徹底して叩き込みます。「絵を見て単語を答える」「発音記号を見て単語を答える」といった活動が続くので、新入生にとっては単調かつ退屈かもしれませんが、今後の学習の基礎となるところですので真摯に取り組む必要があります。定期試験のリスニングでは、聴き取った英文を英語で表記する“Dictation”が求められることも多いので、1学期の発音練習を疎かにしてはいけません。

1学期で音とつづり、英作文の基本ルールをマスターして、2学期から本格的に英文法の学習が始まります。文法項目の分類・序列は、日本で発刊されているテキストのそれとは異なる部分が多いのですが、これも女学院の伝統と割り切って受け入れることが必要です。

参考として、以下に中1女学院の年間の授業進度の例を示しています。

~1学期中間 ・アルファベット・英作文のルール・発音記号 ・単語の学習・be動詞の文 (this / that is ~)
1学期中間 ~1学期期末 ・be動詞の文(these / those are~) ・前置詞・疑問詞 (where, what) ・形容詞・助動詞 (can)・命令文
~2学期中間 ・疑問詞 (what time~)・一般動詞 ・比較・未来の文
2学期中間
~2学期期末
・接続詞・助動詞 (may, should) ・be動詞・一般動詞の過去形
3学期末まで ・形容詞(+比較の復習)・感嘆文 ・不定詞(名詞的用法のみ)・読解問題

【2】定期試験について

①ある程度までは、単語力がモノを言う:

定期試験までに授業で教わる単語は、基本的に発音記号・つづり・日本語の意味、全てを覚えるよう努力しましょう。特に1年生の間は、定期試験の中で単語が占める割合が非常に多いです。結果、初期(1学期~2学期)の定期試験ではスペルミスが点数の良し悪しを分けます。この時期は、単語を正しく綴ることが最重要課題です。オリジナル教材に登場した単語はもちろん、先生が授業内で言及された単語までもすべて覚えるつもりで授業に臨んでください。さらに、発音記号の問題も毎年出題されています。単語を調べる時は意味や綴り字だけでなく、発音記号とアクセントも確認してください。それには「英和辞典」が必要です。辞書を引く習慣があるかないかが、将来的に英語が得意になるか否かの分かれ道です。

② 日々の授業を大切にすることが、高得点の第一歩:

1学期の中間試験ではbe動詞(現在形)の肯定文/否定文/疑問文(および、その応答文)が主な試験範囲となるのが通例です。主語の人称によるbe動詞の活用(am/are/is)を確認することはもちろん、不定冠詞の使い分け(a/an)、名詞の単数・複数にも気を配りましょう。

期末試験では、疑問詞/命令文/現在進行形/助動詞(can)あたりまで出題されることが多いようです。いずれも単独項目だけでなく、複合的・有機的な形式が多く見られます。例えば、疑問詞と現在進行形が融合した“What are you doing now?”などです。現在進行形では「(be動詞)+(現在分詞)」の形を取るので、主語の人称、単・複によりbe動詞が変化します。つまり、be動詞の活用が身に付いていて初めて先の英文を書くことができるのであり、それが得点に繋がるわけです。

女学院の授業は同じ文法単元を繰り返して練習しつつ、既存の知識の上に少しずつ新しい事項を塗り重ねていくという形を取っています。従って、試験前に一人で勉強しようとしても大変効率が悪く、ヌケモレが多々出てしまいます。定期試験で高得点を取るには、日々の授業は完全に理解した状態でいなければなりません。特に授業は指示も説明も英語ですから、「一体この授業では何をやっているの?」という状態に陥らないよう、不明な点はその都度解決して、試験まで持ち越さないようにしたいものです。

③リスニング対策は日々の学習から:

女学院の試験では必ずリスニングが課されます。1年生1学期の聞き取りテストは、それほど難しいものではないようです。とはいえ、聴き取りができても、正しく設問に答えられなければ得点にはなりません。聞き取れはしたけど綴りが違った、答えを勘違いした、肝心なところが聞けたか自信がない…という状態では、学年が上がるとすぐにリスニングが苦手になってしまいます。外国語は全身を使って習得するものです。1年生のうちから「英語は目で見る・耳で聞く・手で書く・声に出す(音読)」といった習慣を身につけましょう。自分で行なう学習のうちにこの習慣が組み込まれた生徒は、リスニングはもちろん、会話も比較的スムーズにできるようになるでしょう。

④各自の見直しポイントを見つける:

限られた時間内で単語や英文を正確に書くには、日頃から自分が間違えやすいポイントを知ることが必要です。中間試験は出題範囲が狭いため、点を取りこぼす原因はケアレスミスだと言っても過言ではありません。ふだんから、答え合せをする前に見直す癖をつけ、「わかっていたのに間違えた」箇所をなくす注意力を高めましょう。結局のところ、英語の点差は「注意力の差」なのです。「今回はたまたま間違っただけ」、「本番では大丈夫」、そんな言い訳をよく耳にしますが、そういう生徒は必ずと言っていいほど、本番でもミスを犯すのです。自分のミスを謙虚に受け止め、その傾向を把握し、たゆまぬ努力を続ける。これこそが語学の王道です。

【3】英語学習をはじめるにあたり

・スタート時の注意点

 発音と文字がリンクしていないと必ずつまずきます。

 → 発音記号を大事にし、音声とスペルを結びつけて日本語との違いを意識しましょう。

 → 外国語と丁寧に向き合う。決まりごとなどを面倒だと感じても投げ出さないように。

・ふだんの学習方法

外国語学習の「王道」を進みましょう。

→ 授業の「分からない」はその日のうちに解決する。プリント・テスト類は必ず解き直しを。

 → 学習するときは、英語を目で見る・耳で聞く・手で書く・声に出す

 →全文を構造的に理解できるよう、英作文に積極的にチャレンジしてください。

  • 2022年入学前準備講座・無料学校別保護者説明会を開催中!!

◆新中1生のための神戸女学院中学の数学◆

【1】神戸女学院の使用教材と授業スタイルについて

神戸女学院では、先生オリジナルのプリント教材および「STEP演習数学(数研出版)」を中心に授業が進められます。学年によって難易度などに差がありますが、授業プリントには高校内容も含む難しいものが含まれることもあります。予習課題および宿題は上記の問題集から出題されます。ただし、問題集は神戸女学院の生徒にとっては少し物足りない内容であり、定期試験にはもっと難易度の高い問題も出題されます。そのため、普段の学習には上記の問題集以外に、難易度の高い別の問題集を持っておくことをおすすめします。具体的には「体系数学のチャート式中学数学問題集」です。「STEP演習」と同じ数研出版のため、類題が定期試験にも出るため、+アルファを目指す生徒にはおすすめの問題集です。

数学の進度はゆっくりしていて、中1の2学期終了時点で、公立中学でいうところの中2範囲がほぼ終了するペースです。小学校のときの塾等で習っている予備知識によって、1学期の期末テストくらいまでは、特に苦労することなく定期試験を乗り切れる場合もあります。他の学校で多くみられるように、途中から急に進度が速くなることもありません。

 しかし、難関大に現役で合格するにはこのスピードで本当に大丈夫なのかと不安に感じる生徒も現れ始め、知らない間に個人差も生まれてきます。比較的時間のある中1のときに先取り学習で少しでも貯金を作っておけば、後々楽になることは間違いありません。

【2】定期試験について

 1学期の定期試験は難しい問題はあまり出題されず、平均点が高い傾向にあります。そのため、高得点を取るにはいかに「ミスを減らせるか」がポイントになります。しかし問題量が多いのでゆっくり丁寧に解いていたのでは時間切れになり、高得点は見込めません。また、いくら早く解けても計算ミスをしていては高得点は見込めません。よって、問題集を繰り返し解いて早くてミスなく解ける練習をしておき、本番ではできる限り素早く解いて、見直しに使える時間を確保する必要があります。

期末テスト以降、内容は徐々に発展的なものになっていきます。例えば、中間範囲の「正負の数」の理解が不十分であれば、「文字式」を理解できず、「文字式」ができなければ「方程式」を解くことができません。特に代数分野はこの傾向が強いので、最初の試験で思うような点数を取れなかった人は、しっかり穴を埋めておかなければなりません。

【4】入学までに準備しておくこと

◆中1の1年間は比較的余裕がありますが…

神戸女学院の中1数学は他校に比べてゆっくりとしたペースで進むことが多いです。小学生のときの塾等で習っている予備知識によって特に苦労することなく定期試験を乗り切れるのではないでしょうか。洛南では早ければ中2の2学期から、遅くとも中3には急に進度が速くなり、予備知識がない生徒は授業についていけなくなり、上位層と下位層にはっきりと分かれるようになります。神戸女学院は進度が速くなることはありませんが、京大阪大国公立医学部に現役で合格するにはこのスピードで本当に大丈夫なのか不安に感じる子も現れ始め、知らない間に個人差も生まれてきます。比較的時間に余裕のある中学生の中でも特に余裕のある中1のときに少しでも備えをしておけば、後々楽になることは間違いありません。

では、自分で学習するのに何から始めたらいいでしょうか。答えは幾何です。小学生のときに習うのは主に初等幾何と呼ばれるもので、補助線を引いたり回転させたりして解決に導くものです。数学ではおもに「座標幾何」を学習するのですが、ある程度のイメージ力が備わっていないと全く理解できなくなるかもしれません。下にあげる具体例についてどのように答えるでしょうか。

「1枚の固定した10円玉の周りをもう1枚の10円玉が外接しながら回転しています。元の位置に戻ってくるまでに何回転したでしょうか。」

1回転ですか?2回転ですか?回転の定義とは何ですか?

合同な円柱が十字に重なっているとします。そのとき重なっている共有部分の立体図形はどのような形をしていますか?では、たて・よこ・高さの3方向にこの円柱が重なっている共有部分の立体図形はどのような形をしていますか。大学受験ではイメージだけでなくその立体の体積を求めさせられます。もちろん積分を使うのですが、そもそもこれらの立体図形のイメージが湧かないと式を立てることができません。

代数単元では、公式の丸暗記に走ることなく、公式の意味を考える学習が大切です。学校の授業では、単に公式に当てはめるような解答よりも、つたなくても自分なりに考えた解答の方が評価されます。そのためには普段から、公式の丸暗記ではなく、公式の意味を考えた学習が大切です。数学の公式には一つ一つに意味があり、それが理解できると数学の知識に有機的つながりがでてきます。この有機的なつながりが、高校数学で必要な発想力、着眼点を生み出します。大学入試数学の大半が記述式設問なのは、「正しい考え方」が身についていることを確かめるためです。計算問題であっても計算過程をきちんと書く、間違ったら過程を見直す、という学習を通じて正しい考え方を身につけていくプロセスが、大学入試数学には大切です。中1・中2の2年間で学習する中学範囲が、高校数学、大学入試の原点になっています。

中学数学の最初の単元は「正の数・負の数」、次は「文字式」です。計算中心の学習から始まります。その結果、数学を算数の延長のように考えて、「答えの数字があえばよい」と錯覚することがあります。「解答の数字があう」以上に、「正解に至る道筋」の方が実は大切なのです。

速く正確に計算をするためには、頭の中で処理をするのではなく、途中式を丁寧に正確に書くことであることは学年が上がると気付くのですが、中1・中2のときは「式を書くより頭の中で処理をしたほうが速いから」ということでどうしても“書く”ことを怠ります。

◆高校範囲以降は上位安定した成績を目指します。

高校範囲に入れば、学校で使用する問題集で学校ペースに合わせて学習しましょう。時間に余裕があればどんどん先に進むことも忘れなく。

 数学は数学Ⅲがベースになっていて(理系学部志願者で大学入試のおよそ50%はこの数学Ⅲからの出題となります)そこから逆算して必要なことを順に習う科目です。つまり数学Ⅲの早期学習が数学全体の“つながり”に気付き「だからこんなことを習うのか」と自分で納得させることができます。理系で物理を選択するのであれば微分積分学を知っているのと知らないのとで“理解度”に大きな差が生まれます。先取り学習の重要性はここにも存在します。

◆大学入試問題対策は過去問題を演習しましょう

高校範囲を一通り学習すれば、次は大学入試問題です。まずは数ⅠA、数ⅡBのみの範囲で標準レベル(現センター試験レベル)の完成をする必要があります。現行の制度では、東大・京大・国公立医学部を志望する生徒にとっては、ほぼ満点を取るのが当たり前とされていますが、実際にはしっかりと準備をし、練習を積まないと満点は取れないものです。標準レベル(現センター試験レベル)の勉強は数学の基礎を固めることに役立つのでしっかりとしておくべきでしょう。その後は発展レベル(2次試験レベル)の学習に入るのですが、できるだけ早い時期に志望校を決めておきそれに向けた対策を出来る限り早い時期からスタートできれば現役合格にかなり近付くでしょう。東大は東大なりの、京大は京大なりの数学の“特徴”が顕著に表れており、それを知っているか知らないで大きな差となります。知るための手段として過去問題があるので、10年分程度は解くことをお勧めします。

【5】コラボの6年間の取得講座

東大・京大・難関国公立医学部志望 国公立医学部・阪大・神大志望
中1数学総合S 中1数学総合SA+
中2数学総合S 中2数学総合SA+
中3数学総合S(後半 数ⅢC) 中3数学総合SA+
高1数学総合S(数ⅢC履修終了) 高1数学総合SA+
高2理系数学総合S, 高2文系数学総合S 高2理系数学総合SA, 高2文系数学総合SA
高3理系数学総合S, 高3文系数学総合S 高3理系数学総合SA, 高3文系数学総合SA

※中学生の間は特に、英語・数学に力を入れてください。

総合クラスでは、学校ごとの定期試験対策を無料で試験前に実視します。

東大・京大・難関国公立医学部志望の方は中3から開講の中3物理化学総合Sの取得をお勧めします。

国公立医学部・阪大・神大志望の方は、高1から開講の高1物理化学総合SAの取得をお勧めします。

  • 2022年入学前準備講座・無料学校別保護者説明会を開催中!!