洛南高校付属中学の攻略

洛南

洛南高校付属中学の英語◆

【1】使用教材、進度について

 新高2生より使用教科書が変更になりました。変更後の主な使用教材は下記の通りです。

ニュークラウン(検定教科書)

ニュートレジャー(検定外教科書)

最高水準問題集

チャンク(英単語)

基礎英語(自習用教材ですが、定期試験では範囲が定められ出題されます)

【2】定期考査等について

 各定期考査の出題内容は多岐に渡ります。空所補充、全文書き換え、英作、間違い探し、長文読解などです。英語Aでもリスニング問題が必ず出題され、配点は25点分ぐらいあります。各定期考査の範囲はニュークラウンを中心にレッスン3つ分ぐらいで、その範囲に該当するプリントや準拠問題集も含まれます。さらに、NHK基礎英語を聴くよう学校から勧められており、これも約2ヶ月分が範囲に含まれます。これだけの量を準備しようと思えば、テスト直前に準備を始めていたのでは到底間に合いません。常日頃から定期考査を意識した学習を心がけ、定期考査に向けての学習もかなり前から始めなければなりません。

3】定期考査前の計画表実践のすすめ

 他校との顕著な違いとして、洛南附属では定期考査前に勉強計画表が配布されます。これは生徒自身が計画表にその日その日のスケジュールをこと細かく記入していくもので、塾のスケジュールから自習時間、克服すべき単元名の記入など、詳細な記入が求められます。また、担任の先生のチェック、およびアドバイスを貰うことで勉強計画にさらに弾みをつけてくれるものとなっています。成績上位者、とくに女子に関してはこの計画表を綿密に作成・実行することで常に小テストから定期試験においても上位の成績をキープする傾向にある一方で、男子はこの計画の作成および実行が非常に苦手な傾向にあります。小テストに関しても、これは洛南附属独自の「あららぎ」という各定期考査後に発行される機関誌がありますが、そこには定期考査の各講評が各々の先生方から寄稿されるのみならず、これまでの小テストの得点上位者の名簿が載るといった勉強の動機づけをうまく行なっている学校だと言えます。特に男子は体育会系の部活動に入部することが多いですが、そのような厳しい練習の最中にも勉強計画を立てさせる学校の試みは非常に有益なことですので、これを最大限に活用することが先手必勝で定期考査を乗り切る方法です。

【4】その他

―長期休暇について―

長期休暇(夏休みや冬休みなど)では大量の宿題が課されることになります。例えば2015年度の冬休みでは5 stageから約110ページの宿題が出されました。もちろん宿題をやりきることは当然として、休み明けには課題考査、および模試(Z会模試)が実施されます。休暇終了間際になって慌てないように、日頃から計画的に課題をこなしていきましょう。もちろん間違えた問題の見直しも忘れないようにしてください。

―英語に対する姿勢について―

 英語の学習は積み重ねが基本です。

先取り学習で学校進度よりも先を行くだけではなく、常に履修済みの内容にも目を向ける姿勢が大切です。しっかりした土台を築いてこそ次のステップに進むことができます。少しでもいいので日頃から英語に触れるようにしましょう。

―最後に―

入学までに英語学習をはじめるにあたって

・スタート時の注意点

 発音と文字がリンクしていないと必ずつまずきます。

 →発音記号を大事にし、音声とスペルを結びつけて日本語との違いを意識しましょう。

 →外国語と丁寧に向き合う。決まりごとなどを面倒だと感じても投げ出さないこと。

・学習方法の提示

ノートの取り方、テストのやり直し方

記号問題、穴抜き問題で練習するのは非効果的です→やはり全文を体系的にこなす

(触れるという感覚が重要)

→英作の力をつけるような練習が一番の近道です。

 →NHK基礎英語はサボらない。普段から真面目に聴いている生徒はやはり学年上位。

スタディ・コラボでは「わくわく英語」に加えて、「新中1準備講座」を充実させています。

入学時に1学期中間考査を受けていただいても平均点が超えられるよう準備講座の授業は運営されていますので、ぜひ奮ってご参加下さい。

洛南高校付属中学の数学◆

【1】カリキュラム・テキスト

洛南中では、授業の進め方が担当する先生によって大きく異なります。テキストや問題集を中心に進める先生、オリジナルプリントを作成してそれを中心に進める先生、毎回予習範囲を提示して予習を前提に授業を進める先生など、各先生の個性を活かした授業になっています。

ただ、ここ数年は中学数学範囲のテキストとして「プライム数学 代数Ⅰ・Ⅱ(Z会)」と「プライム数学 幾何Ⅰ・Ⅱ(Z会)」を採用しており、このテキスト通りに進める先生が多いです。「プライム数学」は中高一貫校用のテキストであり、中学数学を効率よく学習できるよう構成されています。また、難易度の高い問題も含まれています。どの学年でもおおよそ共通して言えることは、中学数学の範囲はある程度早いスピードで学習が進むということです。特に中1の間はテンポよく進みます。例年は中2の夏~秋ごろまでに中学数学の範囲が終わるペースです。

 中学範囲の学習が終わると高校範囲に入ります。テキストは例年「数学アドバンスト(Z会)」を採用しており、学年によっては「数学アドバンスト 問題集」も配られます。高校範囲に入ると学年によって進度が大幅に異なり、中2の学年が学習した内容を、1学年上の中3はまだ学習していないということも起こります。学習順序も、必ずしも1章から学習するという訳ではありません。高校数学の内容に入ると進度が比較的ゆっくりになる学年が多いです。

参考までに、スタディ・コラボ中3数学総合S講座では1月度で数学ⅡBがほぼすべて終了し、この春休みには数学Ⅲ(理系)に取り組む予定です。国公立難関大あるいは医学部を狙うには十分なペースでカリキュラムを組み立てています。学校の中3時点の現進度が高校数学Ⅰの範囲を学習していることを考えると、4月に学校がどれだけ進度を上げたとしても十分に対応できる貯金です。

定期試験では、使用テキスト「プライム数学(代数)」「プライム数学(幾何)」よりも難易度の高い高校入試の問題などを織り交ぜてきます。定期試験対策としては、事前に「プライム数学(代数)」「プライム数学(幾何)」の試験範囲の問題をすべてやり込んでおくことは大前提ですが、それに加えて、他の難易度の高い問題集の問題も解いておくとよいでしょう。具体的には、昇竜堂出版の「Aクラス問題集(代数)(幾何)」の「進んだ問題」、あるいは数研出版の「チャート式 中高一貫体系数学」の演習問題などがお勧めです。

定期試験では、算数から数学への最大の変化であり、最大の違いといえる点が早速出題されています。

その違いとは、“記述重視”です。算数では答えのみでしたが、数学では答えより過程が重視されます。大学受験では思考の過程を文字に起こす力が必要です。そういった意味で、意外にも算数自慢だった生徒が数学を苦手とする場合もあります。

 また、数学・英語・国語に関しては、定期試験だけではなく小テストが不定期(月イチ~月サン)で実施されます。こちらも定期試験同様に成績グラフが出され、学校からの学習指導の資料とされます。

大学受験と洛南の受験指導

●洛南から東大・京大・医学部を狙うには、上位1/3以内が目安

一般的に、洛南中高では、成績下位(平均以下)からの逆転は難しい傾向があります。学年が若いうち(高1以下)は学校の成績を重要なバロメーターと位置づけますが、定期試験にペースを合わせるのではなく恒常的に先取り学習を進めていくのがいいでしょう。結果として、定期試験でも好成績を修められるようになります。

高2以降は、学校成績よりも模試の成績が重要です。大学受験においては単元理解に加えて応用力が問われることや、受験者数の分母が大きいので全国レベルの中で客観的な位置づけを判定できることなどが理由です。

 学校の進路指導では、京大受験を勧められることが多いと聞きます。京大合格者数で常にトップクラスにあることがそれを物語っています。京大受験を視野に入れている方には適している学校です。

 京大以外を目指される場合は、学校の進度や指導にこだわらず柔軟に対応することが肝要です。