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六甲学院の攻略

◆六甲学院中学の英語◆

1】使用教材について

六甲学院における英語の授業は、英語Ⅰ、英語Ⅱ、LC(リスニング・コミュニケーション)の三本立てで行なわれ、定期試験もこの3つに分けられています。教科書は元来プログレス(旧版)Book1~Book3を使用し、1年間で1冊を終わらせるペースで学習が進んでいましたが、2019年からはPROGRESSの使用を中止し、「New Treasure ENGLISH SERIES」に変更となりました。

New Treasureの特徴>

 この教科書は公立中学が使用しているいわゆる「検定教科書」とは違い、中高一貫校用に製作されたハイレベルな教科書で、甲陽学院中学・灘中学等で使用実績があります。主な特徴としては下記の通りです。

  • 収録単語数が多く、レベルが高いものが扱われている

 検定教科書では3冊(中学3年間分)に登場する単語数は約1200語であるのに対して、New Treasureは2冊(中学3年間分相当)ですでに約3000語が扱われています。特に中1の間は知らない単語を大量に覚えることになるため、初めて本格的に英語を学習する生徒は苦労することが多いです。

  • Stage 1~Stage 3で中学・高校範囲を網羅している

 New Treasureでは公立で使用されている教科書のように、中学範囲、高校範囲とはっきり単元が分けられている訳ではなく、最初の3冊で中学・高校範囲を網羅しています。そのため、一般的な中学生用の参考書では対処できない単元がたびたび登場します。

2】定期考査について

☆ポイント☆

  • 聞き取りテスト

中間試験の聞き取りテストは、内容としてはそれほど難しいものではありません。流れてきた単語を書き取らせるものや、英文を日本語に直すものがほとんどです。しかし英語で解答を書く問題は、聞き取ることができても正しく書くことができなければ点数になりません。しっかりとスペルを確認しておきましょう。

  • 単語の発音、アクセント

他の学校では出題されることの多い発音・アクセント問題ですが、六甲でもその例に漏れず発音、アクセント問題が出題されます。発音・アクセント問題に対応するためには、単語を暗記する際に、単純に書いて覚えるだけでなく「声に出して」覚えるよう意識する必要があります。

  • 単語

英語の単語問題の量は非常に多いと言えます。平均して、毎回配点で50点程度が単語問題であると言えます。そのため、小さなスペルミスによって、完璧に書けた人との差が大きくついてしまうので、中間試験対策で何よりも大切なことは、単語を英語で正しく綴ることができる、ということです。

  • 冠詞問題

 六甲における頻出問題です。毎年と言っていいほどこの問題は出題されます。プログレスやワークブックにもこの手の問題は載っています。期末ではさらに定冠詞も加わりますので今の時期に不定冠詞はマスターしておく必要があります。

  • 英作問題

 基本的な文法事項(今回で言えばbe動詞・代名詞がメイン)はもちろんのこと、単語も正確に書けなければならない総合問題です。何度も何度も繰り返し書いて、試験までに目にした英文は全て書けるぐらいのレベルまで持っていきましょう。

3】進度について

 中1六甲英語の攻略法は下記のようにまとめることが可能です。

①一学期の中間考査(遅くとも期末考査)までに単語学習の習慣を確立する。 ②文法事項を学習する際はニュートレジャや文法問題集以外にも塾教材など文法のみをまとめた教材に目を通す。 ③単語の学習は英→日という単純暗記ではなく、まずはスペルと発音の一致に固執する。 ④夏休みには長文読解と言う問題形式に慣れ、二学期以降余裕をもって文章解釈に臨む。 ⑤演習量の確保としては市販教材を利用し、新出の単語は逐次暗記していく。

六甲は現在学校改革中です。試験事前に記述量をかなり求められる試験形式の学年もあります。当然求められる試験も「取り組んでいるか否か」判断する暗記型の試験も多く、理系の生徒が多い六甲新入生は毎年かなり苦戦します。「目で見て覚えよう」という態度は失敗のもとです。また入学して初めて英語に触れるというのは大変危険とも言えます。従って、成績を堅調に伸ばしていくためには十分な問題演習と文法の先取りは必要条件となります。

4】その他

―長期休暇について―

長期休暇(夏休みや冬休みなど)では大量の宿題が課されることになります。英語・数学の課題量がやはり多くなっています。休み明けには課題考査が実施されます。日頃から計画的に課題をこなしていきましょう。もちろん間違えた問題の見直しも忘れないように。(これをやるのとやらないのとで大きく差がつきます)

―では一体何をすればよいのか―

学校の後追い学習はジリ貧となりかなりつらくなります。また激動の大学入試を考えても様々な学校が入り混じった総合クラスでの先取り学習が大変重要です。先取り学習が余裕を産み、高い得点力をはぐくみ、大きな自信へとつながります。準備講座からスタートダッシュをするメンバーこそ、学年のトップ層に他なりません。そして、1学期中間期末でついた順位がひっくり返ることはそうそうありません。入学に備える今の行動がお子様の学校生活ひいては大学入試を大きく方向づけます。

◆六甲学院中学の数学◆

【1】使用教材について

・体系数学(教科書)、体系問題集の特徴

教科書は「体系数学」、問題集は傍用問題集である「体系問題集」を採用しています。基礎・標準・発展と3つのレベルに分かれている問題集で、代数(数学1)・幾何(数学2)ともに「発展編」を用いています。また、担当の先生によっては授業で用いるテキストとして「プライム数学」を用いています。

体系数学やプライム数学は、中高一貫校向けに編集された、“中学範囲と高校範囲の無意味な垣根を取り払う”ことをテーマとしたテキストです。

これらのテキストを使用するメリットとしては、従来の教科書では複数学年にまたがって分割されていた類似単元を、一気にまとめて学習できるという効率の良さが上げられます。

例) 

従来型の教科書 文字式の加減(中1範囲) 文字式の乗除(中2範囲)
体系数学 「文字式」(六甲では中1の1学期に学習)
従来型の教科書 比例・反比例(中1範囲) 1次関数(中2範囲)
体系数学 「1次関数」(六甲では中1の2, 3学期に学習)
従来型の教科書 1次方程式(中1範囲) 1次不等式・連立不等式(高1範囲)
体系数学 「1次方程式・不等式」(六甲では中1の1, 2学期に学習)

 デメリットとしては、いくつかの単元を前倒しで学習する代わりに、後ろに追いやられてしまう単元が発生することです。

たとえば、比例・反比例は一般的な公立中学では2学期に学習する単元です。しかし、公立中学より最終的に1年分以上の先取りの進度となる六甲で、ほぼ同じか少し遅い時期にこの単元を学習することとなってしまいます。ただし、このデメリットは一時的なものであって、最終的にはメリットのほうが格段に大きいです。

体系問題集は多くの中高一貫校(甲陽、高槻、Sアド、海星など)で使用されています。問題のレベル別にA問題、B問題、C問題、総合問題と構成されており、C問題と総合問題はかなり難易度の高いものも含まれます。定期試験ではA問題、B問題レベルが大半で、C問題と総合問題レベルが少しだけ出題されます。

・学校の進度

 中1の1学期~2学期の進度は比較的ゆっくりですが、ある時期から急に進度が早くなる可能性があります。中1終了時点で中1・中2の教科書全範囲、中2の2学期終了時点で、中学数学のほぼ全範囲が終了するペースです。

・傾向とその対応策

 中1の1学期は進度がかなり遅く、内容もそれほど難しいものではないため、勉強量が少なくても試験で高得点を取れることもあります。しかし2学期、3学期となるにつれ、進度が非常に早くなり、より高度な内容を扱うようになるので、日頃からよく勉強をしている人としていない人では大きな差が生まれてきます。比較的余裕のある1学期にどれだけ先取り学習をし、その後に備えているかが大事になってきます。

 また、担当の先生によっては、毎回課題を多く出し、確認テストの成績不振者には放課後に再テストを課すこともあります。ただ課題をこなすだけではなく、内容を伴った学習も要求されています。

【2】定期考査について

 1学期の中間試験は難しい問題はあまり出題されず、平均点が高い傾向にあります。そのため、高得点を取るにはいかに「ミスを減らせるか」がポイントになります。

期末テスト以降、内容は徐々に発展的なものになっていきます。例えば、中間範囲の「正負の数」の理解が不十分であれば、「文字式」を理解できず、「文字式」ができなければ「方程式」を解くことができません。特に代数分野はこの傾向が強いので、最初の試験で思うような点数を取れなかった人は、しっかり穴を埋めておかなければなりません。

 六甲の数学1(代数)の試験では標準的(体系問題集のA問題、B問題レベル)な出題がほとんどで、難問はあまり出題されません。計算問題と文章題の比率も半分ずつと、ほぼ固定されています。際立った特徴はないですが、レベル・分量ともに大変良い問題です。計算問題は上記のように簡単なものから、やや複雑なものまで出題されます。文章題も典型的な問題がほとんどで、難問は出題されません。体系問題集とまったく同じ問題も何題か含まれています。日ごろから体系問題集をしっかりやりこめば、十分に高得点が狙える試験となっています。

 問題の最後に「ヒマつぶし問題」が入っていることがあり、これはかなりの難問です。ヒマつぶし問題なしで100点満点になっており、年によってヒマつぶし問題の点数の扱いが異なります。

六甲の数学2(幾何)の試験は、先生によっては言葉の穴埋め問題が多く出題されます。配点も24点と非常に高いですが、対策は非常に簡単です。  に入る言葉や記号はごく標準的なものばかりで、教科書で赤字で書いてあります。英単語を覚えるように、赤の透明シートで教科書を隠して、重要な語句を覚えておけば、これだけで30点近く得点できます。

その他は、面積・体積、平行移動・対称移動、作図など標準的な問題が出題されます。これらは体系問題集のA問題、B問題レベルをやりこんでおけば十分に対応できます。

ノートの書き方もかなり細かく指定されます。

3】数学学習をはじめるにあたり

・スタート時の注意点

算数と数学は似ているが全く別教科である、という意識が必要です。算数は「答えは何になるのか」を最重要視する教科であるのに対し、数学は「なぜその答えになるのか」を最重要視する教科であるからです。

・学習方法の提示

代数単元では、公式の丸暗記に走ることなく、公式の意味を考える学習が大切です。学校の授業では、単に公式に当てはめるような解答よりも、つたなくても自分なりに考えた解答の方が評価されます。そのためには普段から、公式の丸暗記ではなく、公式の意味を考えた学習が大切です。数学の公式には一つ一つに意味があり、それが理解できると数学の知識に有機的つながりがでてきます。この有機的なつながりが、高校数学で必要な発想力、着眼点を生み出します。大学入試数学の大半が記述式設問なのは、「正しい考え方」が身についていることを確かめるためです。計算問題であっても計算過程をきちんと書く、間違ったら過程を見直す、という学習を通じて正しい考え方を身につけていくプロセスが、大学入試数学には大切です。中1・中2の2年間で学習する中学範囲が、高校数学、大学入試の原点になっています。

中学数学の最初の単元は「正の数・負の数」、次は「文字式」です。計算中心の学習から始まります。その結果、数学を算数の延長のように考えて、「答えの数字があえばよい」と錯覚することがあります。「解答の数字があう」以上に、「正解に至る道筋」の方が実は大切なのです。

速く正確に計算をするためには、頭の中で処理をするのではなく、途中式を丁寧に正確に書くことであることは学年が上がると気付くのですが、中1・中2のときは「式を書くより頭の中で処理をしたほうが速いから」ということでどうしても“書く”ことを怠ります。

誤答1問は正答10問に値する価値がある。

「計算ミスさえなければ合っていたからOK」という考え方は禁物です。計算ミスにも、自分自身がよくやってしまいがちなパターンというものがあるため、それを見つけ出してきっちりと潰していけばミスは着実に減らすことができます。

また、一度間違った問題について、間違った箇所を消しゴムで消して直すのは論外で、絶対にやってはいけません。せっかく自分の「間違いパターン」がはっきりと判明したのに、それをなかったことにしてしまうことになるのはもったいない限りです。

間違った箇所に赤で訂正を入れる、というやり方もよく目しますが、これだけでは不十分です。赤で訂正を入れた上で、「もう一度最初から解いてみて、自分の手で正しい答えを導けるかどうかを確認する」ところまでやらなければいけません。

さらに、間違えた問題には印をつけておき、間違えた問題ばかりを後でもう一度解きなおせるようにしておきましょう。